今後の農業が変わる!『1本5000円のレンコンがバカ売れする理由』

こんにちは、Ryuseiです。
これからアウトプットのために読書の感想というのものをやっていきます。
これ社長に無許可ですので完全に独断ですね笑
もし何かダメだったらしれっとこの記事消すので、もし消えていたらご察しください笑
そして今回第一弾として読んだのが野口憲一さんの『1本5000円のレンコンがバカ売れする理由』です。
基本的に自分に残った部分をいくつかピックアップして紹介、感想を言おうと思います。
『1本5000円のレンコンがバカ売れする理由』
作品名 | 1本5000円のレンコンがバカ売れする理由 |
出版社 | 新潮新書 |
価格 | 792円(Amazon) |
オススメ度 | ★★★☆☆ |
大まかな内容
この本の内容を大まかに説明すると
レンコン農家に生まれた著者である野口さんが大学・大学院で学んだ民俗学や社会学の考え方を活かしながら、家のレンコンを5000円でバカ売れさせていくというお話です。

怠惰なマンボウ
僕も一瞬疑いましたが、ちゃんと実話なんですよね。
レンコンが1本5000円ですよ⁈
学生の僕らからしたら詐欺じゃねーのか⁈ってなりますよね笑
しかもそれがバカ売れしてるってことですからちゃんと需要があるってことなんですよね。
パリや銀座の1流のお店で扱われているんですって。

怠惰なマンボウ
と思うかもしれませんが、もちろんそんな甘い話ではないというのがこちらの本を読んでいただければ分かります。
どのようにしてレンコンを5000円で売ったのか
ここで野口さんが理由として1つ述べていたのが「生産性向上モデル」と決別したことです。
生産性向上モデルというのは、生産面積を拡大し、常に技術革新や経営革新を怠らずに合理化を図り生産コストを下げることによって利益を確保するというモデルのことです。
野口さんはこのモデルを切り捨て、一つ一つの品質にこだわったという事です。
やっぱ農業は大きい土地でたくさん作ってたくさん売るのが一番儲かりそうだと思ってましたが、そこにこだわる必要はなかったという事ですね。
数や価格の勝負はいずれそれが普通になってしまいますからそこの土俵ではなく、商品の価値をあげて数や価格の勝負ではない場所で勝負するという野口さんの戦略に脱帽です。
他にもいくつか理由がありましたが、今回は1つ抜粋させていただきました。
物の値段の決まり方
本来1本1000円ほどのレンコンを野口農園は5000円で売っています。
こんなのありなんでしょうか。
ちょっと不思議に思うのでまずは物の値段の決まり方から考えてみました。
普通物の値段とは需要と供給の量によって決まります。
日本に水は多くあるから安いですし、金は希少だから高いです。
最近の分かりやすい例だとコロナウイルス下でのマスクの例が挙げられますね。
コロナウイルスが流行りだした頃は皆がこぞってマスクを買った事でマスクが品切れになりました。これによって世に出回るマスクは大幅に減少し、高額で転売される事や普段よりも高い値段で売られている事が多々ありました。
逆にマスクの供給が間に合うと一気に値段が下がりましたよね笑
このように供給量によって値段は決まります。
ではなぜレンコンも溢れているのに野口農園のレンコンは5000で売れるのか。
この答えがこの本には詰まっています。
きっと供給量が増えても需要が減っても野口農園はレンコンを5000円で売り続けるのではないかなと思います。
感想
この本を読むまでは農業はこれまで自分があまり関わった事がない分野で、あまりビジネス的なものではないと勝手に感じていました。
しかし作者の野口さんは「農業はいろいろな面で行き詰っているが、見方を変えれば工夫の余地は無限にある」と農業に無限の可能性を感じていました。
僕もこの本を読んで農業の可能性をかなり感じましたし、どんなこともやり方次第だなと思いました。
ただその中で絶対忘れてはいけないのが、その根本となる物だなと改めて感じました。
野口さんが様々な戦略でレンコンをブランディングしたのはもちろんすごいですが、その裏には美味しいレンコンが作れる土地や、野口農園が長い歴史を持っていたという強みがあります。
このような強みを最大限に活かしたのが野口さんであったということです。
つまりテクニックだけでブランディングはできない!
ということですね。
何事もやり方次第
テクニックだけでブランディングはできない
この2つがこちらの本を読んだ感想です。
皆さんもよかったらぜひ読んでみてください!
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