【フリー価格理論】webマーケティングで使える理論part3!

2020年10月13日

こんにちは!そーです!

今回はフリー価格理論について見ていきましょう!

無料なものってすごい魅力的ですよね…

でも「タダほど高いものはない」というようにその裏にはいろんな策略があるんです!

フリー価格理論って?

フリー価格理論は文字通り、無料で商品やサービスを提供しながら利益もあげる理論のことです。

良く先着何名様無料!や2個買うともう1個ついてくる!などありますよね。

あとは皆さんもよく使うSNSも普段使っている分にはお金を支払ったりはしてませんよね。

このフリー価格理論は大きく4つのモデルに分けられます。

直接的内部相互補助

まず一つ目は直接的相互内部補助と呼ばれるモデルです。

こちらは、2つの物が揃ってはじめて意味を成す商品に用いられます。例えば、コピー機とインクやゲーム機とゲームソフトなどです。

この互いに補い合っている商品のどちらかを無料で提供します。無料の方の商品を手にした人は、商品を使いこなすために、もう一方の補い合う商品を必ず購入します。

仮に、とあるゲーム機が抽選でタダで手に入れたとしましょう。しかし、ゲーム機自体を手にしただけでは、ゲームで遊ぶことはできないません。ゲームソフトを買って、ゲーム機のなかに取り込むことではじめて遊べるのです。

このように、ある意味不完全な状態を提供することで、確実に需要を生み出しているのです。

しかも、インクは消耗品ですし、ゲームソフトもシリーズものだったりします。つまり、インクもゲームも一定の間隔で買い続けますよね。結果的に長期間での売り上げが期待できるんです。

3者間市場

2つ目は3者間市場です。これは、実際に商品やサービスを使うとは別の人がお金を払っている仕組みです。

一番わかりやすいには民放のテレビです。実際に視聴している私たちは特に民放のテレビ局には視聴料は払ってませんよね。

これは、スポンサーとなる企業が私たちに代わって、テレビ局にお金を払っているからです。これによって、視聴者はお金を支払わないし、テレビ局も大きな損失になりません。

もちろん、スポンサーの企業にとっても悪いことではありません。

テレビ局にお金を支払うことで自社製品の広告が打ち出せます。企業はテレビ番組をタダで人々に見させることで、普及させることで自社の製品を広められると考えているのです。

現代ではインスタグラムなどのSNSやグノシーなどのサーキュレーションサービスも基本的にこの形をとっています。

フリーミアム

3つ目にフリーミアムです。これは、標準版を無料で、グレードの高いプレミアム版を有料で提供するモデルです。

よくアプリやソフトで標準的なバージョンを無料で提供しているものを見ると思います。

この標準版でもある程度は内容を楽しめます。しかし、より質の高いものを有料版として用意することで標準版では足りないと感じる人を呼び込みます。

 

なぜわざわざ標準版と有料版の2つを用意するか。それは話題性を呼ぶためです。

最初から有料のゲームはとっつきにくいし、購入をためらいますよね。

そこでフリーで遊べるものを用意します。ある程度楽しんでもらえば、話題となりゲーム自体の知名度アップや普及に繋がります。

ユーザーが増えてくれば、もっと質の高いものを求める人もでてきます。さらに、興味本位で標準版を楽しんでいた人達も、それでは物足りなく感じたり有料版に興味が湧くかもしれません。

そういった人たちを増やし、有料版へと誘導するのです。

このように、標準版は知名度や普及率のアップを、有料版で利益をあげるといったように2つのバージョン各々の目的を分けているモデルなんです。

非貨幣市場

最後に非貨幣市場です。こちらは貨幣などの代償を求めないモデルです。

ボランティアなどが当てはまります。こちらは、金銭的なやりとりが発生しないためビジネスモデルとは言えません。

まとめ

今回はフリー価格理論について扱いました!

タダほど高いものはないと言うように、ちゃんと企業も将来的な利益を考えての戦略だったことが良くわかったと思います。

人間、タダだと言われるとこの機会を逃しちゃいけない!って思いますしね…

この話は前に扱ったプロスペクト理論にも通ずると思います!

ぜひそちらも見ていってください!

それではまた!