【価格の注意点】webマーケティングに使える理論part6!

こんにちは!そーです!
今回は価格の注意点を見ていきたいと思います!
これまで価格の決定方法をいろんな方向で探ってきました。
買う人の視点や、経済的な要因、予算的な観点…ほんとにたくさん決め方がありましたね。
でも、全部の商品に全部の決め方が適切なわけではありません。価格には注意しなきゃいけないことがあります。
それを今回は、紐解いていきましょう!
価格弾力性
まず、価格弾力性を見ていきましょう。
価格弾力性とは価格の変化に対して、需要量がどう変化するかを表した数値です。
価格が上がれば売り上げは上がりそうだし、価格が下がれば売り上げは下がりそうですよね。
でもその売り上げの上り幅や下がり幅は商品によって変わります。売り上げ向上を目的に価格を下げたのに、あんまり効果がないということも商品によってはありえるんです。
よく知らずに価格を変えてしまうと、期待外れになってしまうかも…だからこそ、各商品が価格を変えることがどれだけ、売り上げに影響を与えるかを理解しなくてはいけません。
計算式
価格弾力性の計算式があります。
それは…
なんだか数学的でわかりにくいですよね。もう少しかみ砕いて見みましょう!
需要の変化率とは需要の一単位あたりの変化分ということです。簡単に言えば、最初の需要量から変化後にどれだけ需要量が増減したか、です。
価格の変化率も同様に、価格の一単位あたりの変化分で、最初の価格から変化後どれだけ価格が増減したかを表しています。
このふたつの割り算に符号のマイナスをつけた形が価格弾力性の計算式になります。
分母(割る数)に価格の変化率を持ってくることで価格が1%変化したときを示せます。
加えて、分子(割られる数)に需要量の変化率を持ってくることで、その価格1%の変化に対して需要量が何%変化したかがわかるんです!
ただ、先頭にマイナスがついてますよね?
これは、計算結果の分数自体が負の数になってしまうからなんです。
こうすることで、弾力性として大きさで比較しやすくなるでしょう。
では、具体的に見ていきましょう!
腕時計の例
販売価格が1万5千円から1万円に値下げしたとします。
その結果、売り上げが100個から150個に増えました。
その場合、価格弾力性の値は…
弾力性が小さい財、大きい財
では、価格弾力性が小さい、大きい商品はどんなものがあるんでしょう?
まず弾力性が小さい商品です。
弾力性が小さい商品は、価格の変化に対して需要量がそこまで変わらないと言い換えられるでしょう。
つまり、価格が高騰しても買わざるえない商品と言え、食品や通常の衣服、家具など日用品が考えられます。
このような商品を必需品と呼んだりします。
逆に、弾力性が大きい商品はどうでしょう。
こちらは、価格の変化に対して大きく需要量が変化すると言えます。
したがって、安くなったら皆欲しがる、もしくは高くなったら急に買わない人が増える商品です。
ジュエリーなどの高級品や嗜好品はこのなかに入ると考えられますね。
このような商品を奢侈品と呼びます。
自分の扱う商品が、必需品、奢侈品どちらにあてはまるのか。また、計算的にその弾力性の度合いはどの程度なのかを見極めないといけません。
そうしないと、適切な価格設定や、その後の値上げ、値下げは危険だとわかるでしょう。
価格の役割
これまで価格の決め方や注意点を見てきました。
最後に、決めたあとの価格にどんな意味があるのかを見ていきましょう。
一見、価格は生産者の売り上げや利益につながるだけの貨幣額と思ってしまうでしょう。
しかし、大事な役割が他にもあるんです!
犠牲の役割
消費者は購買に際して、価値にしたがって価格分、支払いますよね。これはある種、犠牲の役割と言えます。
普通、人は犠牲(支払い)をできるだけ抑えたいものですよね。
競合商品と比べる際も、支払額の低さ、価格の小ささを基準にすることもあります。しっかり、価格も比較の要素として扱うべきでしょう。
品質のバロメーター
次に価格が品質のバロメーターになりうるということです。
「安かろう、悪かろう」というように価格水準が品質を予測する根拠になるんです。
価格をあえて高いままにすることが、高品質の拠り所になるってことですね!
意味の役割
最後に意味の役割です。
高価格の商品を持っていること自体が消費者の満足感につながります。
高価格の商品は限られた人しか買えない、という自負を持てるってことです。
まとめ
以上で価格に関するお話は終了です!
価格はもちろん、売り手の収支に関係することです。
しかし、それだけでなく、価格自体が様々な意味合いを持ち、ある種マーケティングの一要素になるんです!
だからこそ、その決定の方法も多角的に吟味しなきゃいけません。
前回までのお話も通して見ていただけるとより理解が深まると思います!
それではまた!
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