Webマーケティングの意義

こんにちは、そーです。
本日は現代におけるWebマーケティングの立ち位置とその意義についての記事を書こうと思います。
変化が激しく、多様な価値観がある社会においてなぜWebマーケティングが重視されているのか。具体例に入る前に、そもそもWebマーケティングの目的はどこにあるのか。マーケティングの歴史や理論に触れながら、考察いていきましょう!
マーケティングの歴史
マーケティングや経営を語るうえで、フォードの名前は必ずといっていいほどあがります。フォードと言えばアメリカの自動車メーカーとして有名です。フォードはまだ、車が一般的でなかった1900年代はじめに「T型フォード」という車種を世界に普及させました。
では、なぜ「T型フォード」は広まったのか。
それは一車種大量生産による安価な販売を可能にしたからです。車種を一つに絞り、生産過程もベルトコンベア導入や規格化を進めることで、安くかつ大量に供給できるようになりました。
これにより、今まで富裕層が所持する乗り物だった自動車が、庶民にも手の届くものになります。同時に、需要に対して十分に供給できます。
しかし、「T型フォード」は1927年に生産中止となります。
今までのフォードの販売戦略は効果のないものになってしまったのです。それはなぜなのか。
消費者の意識やニーズに変化が生じたからです。フォードは市場に向けて一方的に、売れるであろう製品を押し付けていたと言えます。そのため、消費者の意識変化に気づかなかったのです。経済も成長し、消費者は高級志向であったり、付加価値を車に求めるようになりました。一方的に市場に販売戦略を組んでいたフォードはこれに対応せず、これまで同様、コストの低減に力を入れ続けてしまいました。
他にも大量生産による在庫管理などの要因も重なり、生産中止に繋がります。
現代におけるマーケティング
フォードのように、生産者視点で戦略を組み立てるのは柔軟性に欠け、失敗に陥る可能性があります。
マーケティングの本質は、顧客のニーズを適切に把握し、マッチさせていくことです。
そのためには、企業は一方的な発信ではなく、消費者と双方向のコミュニケーションをとっていく必要があります。適切なコミュニケーションは、商品情報の発信だけでなく、リアルな消費者のニーズを把握できます。さらに、継続的な消費者との信頼関係にもつながります。
経済が成熟し、ニーズも多様な現代において新たに市場を獲得したり、拡大させるのは困難です。新規の顧客獲得よりも信頼関係を構築し、リピーターを増やすことは継続的な利益に繋がり、重要な戦略です。「市場シェア」ではなく、顧客一人一人の生涯のうちに占める割合である「顧客シェア」を増やしていくということです。
現代におけるWebマーケティングの重要性
消費者と双方向のコミュニケーションをはかるための手段として、Webマーケティングは有効です。
Webは誰もが参加できる媒体であり、他のメディアに比べ距離感が近いのが特徴です。SNSや入力フォームを使い、消費者は直接、ニーズや評価を投稿することができます。それに対し、企業も直接、反応が可能です。迅速に、かつリアルなニーズを把握することができます。したがって、インターネットといインフラが整備された現代だからこそなせるコミュニケーションツールと言えます。
また、その拡散力や好みに応じた結果を導くアルゴリズムも魅力でしょう。ターゲットを絞ったマーケティング戦略を立てやすくなります。好みが近い人や親しい人がシェアした内容は、より強固な信頼をつくれます。
Webマーケティングは、その媒体の特徴や技術から消費者とコミュニケーションをとるためのツールとして意味を持ちます。
まとめ
本日は、マーケティングの本質を事例をもとに記述しつつ、そこと照らし合わせたWebマーケティングの立ち位置を書いていきました!
次回以降に具体的なWebマーケティングの手法や、マーケティングのコミュニケーションミックスに触れていければなと思います!
それではまた。
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